月夜桜閲覧室

管理人の戯言(日常・二次三次元の萌え)+創作小説です。

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リレー小説『四季の庭」 

  1. 2006.
  2. 09.
  3. 15
  4. (Fri)
  5. 23:28
注)このタイトルには、BL要素が含まれています。

BLが苦手、生理的に受け付けない方、BLという言葉を知らないという方は、此処から先を読まないでください。

此処から先を見て、不快な思いをしても当方では一切の責任を負いません。

自己責任で、一つよろしく。


ホント、ごめんなさい。
どれだけの人が待っているかは謎ですが(居ないと思う)。
やっとこさ更新です。

そろそろ、わいもんの日記の方更新したいし、わいもんの方に小説を書きたいし・・・新しい、リレー小説も愛方を待たせてるし・・・。
忙しいぃぃ~。


では、いける方だけ、どうぞ。
「リレー小説『四季の庭」 」の続き▽


『四季の庭』五話氷櫻担当


月明かりが、滲んだ。
涙に揺れて。虚ろな蝋燭の灯火の中で。
さらり。とふく風が狐玥の艶やかな濡れ烏を撫でる。
「・・・ん」
障子の縁に背を預け、縁側で微風に晒され、身体に宿る熱を冷ます。
風に乗り、薄紅の花弁が狐玥の横を通り過ぎてゆく。
その、白い肌に残る、欝血の痕と対比して、はらり。と美しく。

「・・・あ、ざね?」
ふと、周りを見回して、居るはず人が居ないことに、気付き、すぅ。と感情に影が落ちる。
先ほどまで、直ぐ側に居てくれた筈の、愛おしい人。
ほんの短い間の別離も、耐え難い。
狂おしい程の時を、別たれて過ごしたのだ。
今、この瞬間の、一瞬ですらの別離は何よりも、耐え難い。
陽が昇らなくなることよりも。
永遠を生きることよりも。
極寒の地に、置き去りにされるよりも。

貴方が居ないこと。それが、何よりも、耐え難い。

「・・・悝嶺?」
肩越しに、障子より内の世界、真新しい、い草の香りが満たす部屋を覗く。
其処には、薄く開けられた襖から橙の蝋燭のおぼろげな明かりが、細く室内を照らし、その光は狐玥の、白い指先まで一直線に伸び、微かに橙に染めていた。
白い肌を、刺すように伸びる、暁の色。
其れに触れた指を、狐玥は弾かれたように引き、身を縮める。
膝のを抱え、其の内に隠れるように。
小さく、震えて。

其れはあの日と、良く似た光景だった。
離し難いものを、失ったあの日に。

全身の血の気が、一気に引くのが解る。
思考が上手く回らず、ただ、ただ、『あの日』の事が反芻するだけ。
急激に、身体が冷え、動けなくなる。

「あざねあざねあざねあざね・・・」

吐息のように、何度も何度も呟く。
祈るように、何度も紡ぐ。

如何して。貴方は、今、此処にいない?


もう、本当に、叫びだしそうなほどの不安に満たされたとき、襖が広く開け放たれる音が耳朶に触れた。
微かな、音。

その方向へ、緩慢な動きで視線を動かす。
其処に、何があるのかは、知れない。

また、あの日のようにこの世界の停滞を、言い渡されるのか。
離別を、伝えられるのか。

再会して、まだ、ほんの少しの時で。

しかし、虚ろに向けた視線の先には、焦がれて止まない人が居た。
何よりも、今、一番焦がれる人。

「悝嶺!」
小さく、縮まった体制から、猫のような柔軟さで襖の先、蝋燭の朧な逆光を背負う彼に向け、走り出す。
一歩室内に踏み入れていた、悝嶺に。

伸ばす、右手を捕まえるように、胴へ向けて。
追いかける、左手を抱きしめるように、腰へ向けて。

惰性で、そのまま悝嶺を押し倒す姿勢になる。
直ぐ側で、かしゃん。と、硝子が砕ける微かな音が、響いた。

悝嶺の胸に顔を埋めて、狐玥は動かない。
「狐玥?」
問いかけ、艶やかな、濡れ烏の髪を撫でる。優しく。
夜闇の沈黙。
鈴虫の涼やか音色が、夜闇に響く。
月光の中を、薄紅の花弁が舞う空間に。
遠くで、笛の音と鈴、太鼓の音が鳴る。
先ほどの宴で披露された曲目とは違う、旋律。
優しく、奏でる沈黙、。

「何処に・・・行っていたの?」
「御免。・・・あれを、取りに・・・」
悝嶺の胸に顔を埋めた体制のまま、起き上がり、そういって、硝子が割れた音がしたほうに、視線を向ける。

仄赤い、染みを畳みに作り、其の中に薄い硝子の破片が散らばる其の場所を。

しかし、その硝子の破片は時を戻すようにもとの形を、取り戻し、仄赤い染みを形成していた液体も、また、時を戻したかのように、その中へと収まる。

小さな、硝子の水差しと、細かい細工のされた小さな器。
其れ等を載せていた、硝子の盆が、そこに再生される。
ふわりと、一瞬牡丹の幻影を、其処に見せて。

牡丹は、この空間の支配者の名、象徴。

「そんなの・・・取りに行かせれば、いいじゃないか」
「そうだね。・・・御免」
「独りに、しないで・・・お願い・・・んっ・・・」

顔を上げた瞬間に、唇を唇で塞がれる。
伝う、冷たい感覚。
「んんっ・・・」
思わず、身を引くがきつく抱かれ、身動きが出来ず微かに上体を揺らすのみにとどまり、その代わり、瞳をきつく閉じた。
反動で、唇の端から、赤い液体が零れ、一筋顎を伝う。
口腔に広がる、果実と酒の香り。
甘く、喉をこがす。
木苺の甘酸っぱい香りが鼻腔に抜ける。
「ふっ・・・ん」
ゆっくりと、唇を離し、瞳を開ける。
潤んだ瞳に映る、緑柱石の瞳。
其れが、優しく笑んだ。

それだけで、十分だった。




**************

私は!頑張ったんだ!!
もう、此れを書くの大変だったー。
もうね!本当ね…。
はー。ほんと…。
エロを書くのは、ダメだ。恥ずかしいっの!!
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プロフィール

氷櫻音羽

Author:氷櫻音羽
北に生息する妄想族。
主食は妄想。
ずっと二次元とラルクが好きだったけれど、KAT-TUNのデビューと共に三次元にも目覚めた駄目人間。

人生の岐路で迷走中のアラサーヲタク(涙)

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