月夜桜閲覧室

管理人の戯言(日常・二次三次元の萌え)+創作小説です。

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The last guilty

  1. 2007.
  2. 04.
  3. 12
  4. (Thu)
  5. 17:46
注)このタイトルには、BL要素が含まれています。

BLが苦手、生理的に受け付けない方、BLという言葉を知らないという方は、此処から先を読まないでください。

此処から先を見て、不快な思いをしても当方では一切の責任を負いません。

自己責任で、一つよろしく。


お待たせしました。
ホント、ながらくお待たせしました。

いや、誰も待ってないか。うん。

亀の歩みもいいところですね。
書きたいなーとは思っていたですが、どうも気分が乗らないというか…。

まぁ、いいや。

では、いける方だけどうぞ。



あ、そうだ…!
管理人のみ閲覧でコメントくれた方。(名前は伏せさせていただきますね。)
しょーもないこのブログを毎回楽しみにしている、といってくれてありがとう御座います。
また、何時でもコメントお待ちしております。

ということです。

「The last guilty」の続き▽

         Ⅱ-Ⅱ『それはまるで朧のような・・・』
自覚はない。

する必要もない。気がつけば、きっと今まで以上にきっと……。

だから気付かない。気付いてはならない。
それは、心が自発的に行う自己防衛。

それに気付けば、もっと苦しい。
そして……。



あの魔に属する少年は、今日も教会に来ていた。

あれからもう、三週間以上。
あの少年は、毎日欠かさずミサに参加していた。

一番後ろのベンチから、確かに自分を見ていた。
そして、更紗が神の祝詞を、言葉を、発すると穏やかな表情で目を瞑って聴いていた。
ステンドグラスの鮮やかな影が、病的なまでに白い肌に落ちて……まるで主の石膏像のようで、聖母像のように美しく思えた。

そう、認識した瞬間、神の御言葉を読み上げる声が、ぴたり、と止まっていしまった。

(何を…思った?!今…)
             
アレは、魔に属するものだ。美しいなど、ある訳がない。
ましてや、主や聖母と比べるなど…。
他の誰かがそう思っても、私が、聖職につく自分が……そう思うなど。

あっては無いことだ。

今まで、信仰だけを心の支えにして生きてきたのだ。
そんな事、考えてはならないのだ。

「牧師さま?どう、なされましたか?顔色がよろしくないですよ…」
祭壇の一番近い席に座っていた信者の女性が、心配そうに声をかけてきた。

「あ…ええ。少し、気分が優れませんので…今日は申し訳ありませんが…」
そう、答えながら更紗はちらりと細雨が居た場所に視線を送った。
何故か、縋るように。それはきっと無意識に。

しかし其処には、細雨の姿はなく、ほっとするのと同時に何故か、胸が締め付けられた。

其処に居ない事が、嬉しいのに、何所か寂しかった。

そう、少し寂しかったのだ。
……ずっと、寂しかったのだ。


そこには、いつだって沢山の人が…子供が居た。
そして、何時だって自分は其の中では大勢の中の、1人。
一度も、『1人』として愛を貰った記憶がない。

『褒められたい』『特別に、愛されたい』その一心で自分より小さな子の世話をしても、先生達の手伝いをしても、其れが当然だというように、先生達は義務的に『ありがとう』と言うだけだった。
其のたびに、更紗は小さく笑った。
本当は、『そんな風に褒められたくない』と叫びたいのに。
でも、そうすると、もう褒めてもらえなくなる気がしたから。

だから、小さく笑った。

更紗には物心ついたときには、庇護を受けるべき両親は自分のそばには存在せず、『捨てられた』先の孤児院の先生に、他の親を失った子達と共に『平等』な愛を受けてきた。
誰一人として『特別』な子を作らないように。そういう配慮の結果の、平等な愛。

そして、気がつけば『誰かから、ただ自分だけに与えられる愛』を知らずに育ち、そして、心の隅で其れを貪欲に欲する感情が育っていた。
それは、自覚を促すものではなく、其処にありそれに連動して訪れる『孤独』の感情の理由なの
だと気付くことはなかった。

その心を静めるために役立ったのは、信仰だった。
この世界でもっともポピュラーなその宗教は、確かに更紗の心の支えになり何時しか全てになっていった。
信仰が全てで、信仰に『特別』を見出した。

人から与えられない『特別』の替わりに、自ら『特別』を作り、それに心を委ねた。

信仰から外れるような事はすることも、考えることもなかった。
周りにそういう人物がいれば、聖書の言葉を引用して諌めた。

それは、当然のように周りの子供達からは煙たがられ、先生には『いい模範になる』と評された。

施設を出る年になって、更紗は足蹴なく通った教会の紹介で地方の教会に牧師の見習いという形で、送り出された。

其の先では誰もが、自分に『特別』を見てくれた。
笑顔をくれた。
だから、最初は満足だった。
満ち足りていた。

それも、最初だけ。
徐々にそれも自分が求めているものではないと、思い始めた。
でも、其れを言葉に、態度に出してしまえば、もう誰も自分に笑顔をくれなくなる。

だから、ほほえみ続けた。
決められたような笑顔で。


誰も居なくなった聖堂は、静かで『聖域』という言葉がしっくりとくる空間だった。

主の石膏像の前に、ひざまづいて祈りを捧げる。
邪念を払うように。

あの、魔に属する少年、確か細雨、といったか。が来てから、調子が悪い。
雑念ばかりが思考の邪魔をする。
更に、今日はミサまで中断してしまった。
これは、由々しき事態だ。
「修道院に、暫く修行しに行くべきか…」
立ち上がり、小さく呟く。
その小さな独り言に、答えが返ってきた。

「それは、困るよ。修道院なんか行かれたら、俺貴方に逢えなくなるじゃないですか」

細雨は困ったように、しかし微笑みながらそう言った。

聖堂の出入り口に。

振り返れば彼は、最初に出会ったときのように、其処に居た。

違うのは、逆光の中でも、其の面影を見る事が出来た事。

無表情に、『私は困らない』そう告げるつもりでいたのに、何故かきっと無意識に、

小さく微笑んでいた。



自覚はない。

する必要もない。気がつけば、きっと今まで以上にきっと……。

きっと、もっと……。

寂しい……。
         
                             続く。
++++++++                          
どうも、上手くかけないですね。
恋愛物は。

気持ちの変化が高速ジェットコースターです…。

スイマセン。力不足ですが、またも超亀の歩みで頑張ります。
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遅いよ!!待ってたよ!!てか、絶対忘れてたでしょ続きー!!

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プロフィール

氷櫻音羽

Author:氷櫻音羽
北に生息する妄想族。
主食は妄想。
ずっと二次元とラルクが好きだったけれど、KAT-TUNのデビューと共に三次元にも目覚めた駄目人間。

人生の岐路で迷走中のアラサーヲタク(涙)

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